Il Postino、The Postman

イル・ポスティーノ [DVD]

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ああ良い映画だったなぁと観終わった後で心から思った。悲しく、ユーモラスで、恋があって、友情があって。派手なイベントはないけれど、心の襞を丹念に描写している映画でした。

北国の帝王


竹熊健太郎が人生で一番面白かったと断言した映画。


いやぁ、確かに凄かったわ。いきなり冒頭のシーンで、無賃乗車して貨物列車の連結部で飯を食べていた男が、背後から忍び寄った車掌にハンマーでぶっ叩かれて線路に転落、列車に轢かれて胴体真っ二つ。それが日常風景。北斗の拳もビックリの衝撃設定だ。今時の映画ではありえないよなぁ。


とにかく男密度が高い。これに比べたらヤクザ映画なんて軟弱だわ。「ようこそ、男の世界へ」って感じだった。


それにしても、アーネスト・ボーグナインの顔演技が凄過ぎ。

シーズンチケット

シーズンチケット [DVD]

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アランシアラーが出演していたのにはビックリ。


閉塞感もユーモアも切なさもサッカー愛も、ああイングランドだなぁと。


最後のシーンは三ツ沢競技場みたいで、サッカーファンならニヤリとさせられること請け合い。

ショーシャンクの空に

無線LAN子機を設定して、Regza47Z1に接続。で、TsutayaTVでオンデマンドHD画質映画を観てみてました。クレジットカード決済で350円。レンタル屋に借りに行ったり返却の手間を考えれば、充分安いと思う。


ショーシャンクの空に [DVD]

ショーシャンクの空に [DVD]


選んだのは、感動映画ランキングとかには必ず入ってくる「ショーシャンクの空に」。ずっと前から観ようと思いつつ後回しになってた作品です。


無線LAN経由でカクカクしないか心配だったんですが、まったく問題なく鑑賞できて、時代の進化を今更ながらに感じましたわ〜。


今は16500本くらいTsutayaのネット配信で動画が観れるみたい。洋画だけで1000本以上。今後さらに古今東西の映画が観れるようになるんだろうね。凄いなぁ。


作品の方は流石の内容。コレは誰にでもオススメできる。「映画ってイイなぁ」と思える映画でした。

Life is Beutiful

ライフ・イズ・ビューティフル [DVD]

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当方、案外に涙もろいタチである。展開が分かっていたとしても。なんだよ、お涙頂戴ものかよと馬鹿にしていても、やっぱり泣く。


この映画でもやっぱり泣いてしまった。しょーがないじゃん。


涙したいときに観るには、素晴らしく最適な映画だったです。


この映画の主人公みたいに、どんな状況下でも強くありたいものです。


「夜と霧」より引用

ユーモアも自分を見失わないための魂の武器だ。ユーモアとは、知られているように、ほんの数秒でも、周囲から距離をとり、状況に打ちひしがれないために、人間という存在にそなわっているなにかなのだ。

およそ生きることそのものに意味があるとすれば、苦しむことにも意味があるはずだ。苦しむこともまた生きることの一部なら、運命も死ぬことも生きることの一部なのだろう。苦悩と、そして死があってこそ、人間という存在ははじめて完全なものになるのだ。

自分の未来をもはや信じることができなくなった者は、収容所内で破綻した。そういう人は未来とともに精神的なよりどころを失い、精神的に自分を見捨て、身体的にも精神的にも破綻していったのだ。


グッバイレーニンではドイツ語の優しさを感じたけど、この映画では厳しくてキッツい響きに感じてしまったですよ。