ジャグジーでステーン
栃木県氏家の温水プールで５時間ほど静水練習してきました。いやぁ、静水とはいえ、いくら漕いでいても飽きないもんだなぁ。やっぱ、あったかいのはいいやね。まだまだいろいろ試してみたいことがあったけど、さすがに体力の限界。ちかれたー。午後８時に終了して外に出たら、雪降ってたよ。
上手くなってきたなと思うところもあり、なかなか向上しなくて悔しいことも多々あり。良かったのは、バックデッキロールが実戦レベルになってきたこと。今日の静水練習でひっくり返ったときは殆どバックデッキロールで起きあがるようにしました。100回以上やったと思う。最初のウチはどうしても反射的に普通のロールのセットをしてしまう癖が抜けなかったんだけれども、そのうち落ち着いてできるようになってきた。次は流水でトライだね。んでその次はスポットで遊んでるときにも状況に応じて出来るようになろう♪
ダブルポンプ、静水カートホイールについては半歩前進かな。下手糞なオイラにとって体力を急速に消耗する技なので、あんまり数をこなすワケにはいかなかったけど、ようやく最高で３エンド目が刺さりかけるとこまで進んだ。進歩は遅いです。我流だからねぇ。その分、試行錯誤の楽しみを重視してます、僕は。
下手なりにシンプルに考えると、静水カートホイールは回転モーメント、つまりベリーシンプルに言えば勢いだな。といってもパワーじゃなくて、あくまでもテクニック。回転モーメントを如何に効率よく発生させ、恒常的に保持するかということ。そのために、イニシエーション・ストロークでのバウの振り上げとか、リーン最適角度のキープ、前後の体重移動*1、身体のひねりとひねり戻し、先行動作、視線、パドルのブレード角度等々、いろんなことをスムースかつタイミング良く制御しなくちゃなんない。特にリーンをビシッとキープすることと、先行動作を上手くやるのは難しい。どんどん動きがバラバラになってしまう。また、エンドを水中に沈み込めたことにより一時的に大きくなる浮力は、僕にとっては、艇の挙動を乱し様々なエナジーロスを生む要因となりがち。でもカートのうまい人達は、その反発力も上手く受け流して回転維持のために利用しちゃうみたいだ。凄く上手い人になると、ノーパドルでバウを刺したり、クリーンで静水カートしたり、パーティトリックみたいな技もできたりするわけで、想像を絶するけど、テクニックの向上には果てしがないねぇ。
浮力・重力・パドリングによるそれぞれの力のベクトルの大きさおよび方向ならびに作用点が常に異なる状況下にありながら、それらの合成力を回転方向となるたけ一致させるというのはやっぱり実際難しい。さらに、理屈はともかく、毎回同じ動きができるように身体に染みつかせないと意味がないし、ホールではさらに臨機応変に流れを感じて、反射的に対応できなきゃいけないし、そのためにはウルトラスームスに加えて回り続けながら安定してなければならないという摩訶不思議。う〜ん。なんだかよく分からなくなってきたぞ〜（笑）。まーとりあえず、静水でガンガンやるのは肉体的に辛いので、エディラインやホールで地道にカート練習をしよう。
今回もお疲れ気味になってからはプロウリング・エンダーからのバウ・ステーションを主に練習。行き過ぎて前にバッタンか、おしりからスーッと落ちるかのどちらかが多く、なかなか止まれないのは相変わらず。パドルのブレードを両方とも水中に入れた状態で動きを制御する感覚がわからなかったので、フネもPFDも放り投げて温水プールに浮かびつつ、パドルを水にドップリ入れて押したり引いたり手首を返したりってこと１０分くらい練習。
いや、こんなの役に立つかわかんないけどさ、閃いたらやってみるのも楽しいじゃん。で、また艇に乗ってひたすらプロウリング・エンダー。バウステ最高保持時間がちょびっとだけ伸びた*2。反面、パドルで制御しようとする意識が強すぎるのか、左右に倒れたりすることも。うーん。まだまだ何かが違う。上手い人は腕をヒジあたりまで水に漬かってような気がするけど、俺はどうしてもヒジを曲げがち。あ、今また前傾のタイミングと腕の運用方法について、ちょっと閃いた。早く試してみてぇ〜！*3
他にも基本の各種ピボットターンの練習とか、エッジング＋片側フォワードで８の字を描く練習とか、Cストロークの練習とか、スターン・スクオートの練習とか、逆サイドロールの練習とか、ハンドロールにトライ*4とか、ジャグジーでスッ転んで左ヒジ内側を強打したりとか、裸足で舟に乗っていたら両足親指甲の皮が直径2cmくらいずつズル剥けになったとか、いろいろありました。
何事も薄皮を積み重ねるが如しですなぁ。
水前寺清子先生の仰るとおり、
三ン歩下がって、二歩下がる♪の精神ですよ。
（あ、下がってばっかりだ）
