おっさんの感傷

バーレーン戦はアウェイゴール裏横(カテ4)で弟と共に精一杯歌っていた。個人的方針として、バックスタンドにいる時は座ったままで試合内容を冷静に観つつ、機を見て立ち上がりコールをするし、ゴール裏なら立ちっぱなしでバモることに重きを置くことにしている。もちろん試合の重要度によってかなり変化するが。


さて、ヌルいと言われてばかりの代表戦観客席は今回どうだったのか。ホーム側ゴール裏は密集度が高かったものの、残念ながらアウェイ側には広い範囲での一体感はなく、寂しい限りだった。もう、あの熱かった97年の雰囲気に迫ることは不可能なんだとつくづく思い知ったわ。あのとき試合が始まる前から涙が出るほど感動したのは、5万人の観客全員をソウルブラザーのように感じたのは、みんなの胸に同じようにドーハの悔しさが激しく渦巻いていたからこそだったんだなぁ。分かっちゃいたけど、それを認めたくはなかったよ。


もし、これから代表の客席がホントに一体になるとしたら、それはどういう時なんだろう。そのときが来るまで、俺はデカい声で歌い続けられているのかな。