M型爆撃機とバンちゃん

エムボマの引退に寄せた播戸竜二の日記を読んで思わずグッときた。
バンはいい男だね・・・。


エムボマの印象に残っているゴールと言えば、
ゴールエリア角あたりで、
くるくる回りながら長い足をめいっぱい伸ばして
ボールをリフティングしながら抜け出して、
そのままズドンと叩き込んだボレーシュート


Jリーグ名ゴール集とかのときに必ず出てくるゴールですよね。



個人的には、
ペナルティエリアエンドライン付近で数人のDFに囲まれながら、
人外の速さと柔らかさで切り返して、
ゴールが見えていない体勢から膝下でフワッとすくい上げてカーブを掛け、
逆サイドゴール上隅に吸い込まれたループシュートが印象に残ってます。


どうしてそこからそんなタイミングでシュートが打たれたのかってカンジで
ゴールキーパーも反応できず。
ペナの中にワラワラいたDF達は為す術無く見送るだけ。


動から静へ。
時間が止まるループシュート


めちゃくちゃ好きなんだよなー、そういうの。



もう一つ忘れられないのは、
カメルーン代表のW杯アフリカ予選で、
センターライン付近からブチ込んだ、
ギャラクティカマグナム級スーパーロングシュート。


普通そのくらいの距離からのロングシュートは
キーパーが前に出すぎてるところを狙って、
放物線を描くボールがキーパーを越え、
地面をトントン跳ねながらゴールするもんなんですが、
エムボマのはそんなんじゃなかった。


それだけ距離が離れていては、
シュートコースも何もあったもんじゃないと思うのだけど、
とにかく球が破裂する勢いで豪快に蹴り飛ばされたボールは、
正に一直線にネットへ突き刺さってました。
もー開いた口が塞がらないとはあのことだったね。


パトリック・エムボマの楽しいプレーの数々は、決して忘れません。
選手生活お疲れ様でした。