さー寝よう

日本1−2メキシコ@コンフェデレーション杯


やっぱメヒコみたいなチーム好きだわ。俺のツボにくる。


日本の出来は悪くなかった。むしろイイぐらい(サントス除く)だった。カジとかヤナギとか、こんなに格好良かったっけ?って瞠目したよ。ヒデの能力の高さも改めて確認できた。それでもメヒコとは、チームとしての地力に差がある。


両国とも、大雑把に言えば伝統的に小柄な体格を補うテクニックと粘り強さを持ち味としている。現段階で最も違うところはは、メヒコは組織的なプレスとボール回し能力、シュートに持っていく力をもっているところ。


日本はジーコになってから、組織的なプレスとボール回しってもんを失っちゃった。一応、プレスは散発的にはあるんだけど、選手が自発的にやってるだけだから、試合の中で機能する時間がとても短い。パスを受ける動きが組織的でなく鈍いから、プレスの穴をかいくぐれない。即興的に気持ちのいいパスが回ることはあるんだけど、シュートまで持っていけないことがなんと多いことか。


攻撃の詰めに関して、日本が特別に決定力不足ってわけじゃなくて*1、単にシュートまで持ち込めていない。ラストパス/ラストクロスの質、あるいは強引に持っていくテクニック/力強さ、シュートレンジ、チームとしての点を取る得意な形の統一認識、何もかも欠けている。


まぁいいや。ネガティブになるのは嫌ェだ。


世界トップクラスの年俸を払っている代表監督が役立たずなのはこの際無視して、選手の自主性・奮起・化学反応を楽しもう。こんな選手まかせのチームは、俺らが生きているうちに2度と観れないだろうからさ。


それにしてもサントス交代ってのは、そんなに有り得ない選択ですかね?

*1:例えばこんなデータがある。2004年のJ得点ランク上位者の累計シュート数と、決定率、得点率(平均ゴール数)を比較したもの。得点率では外国人FWが上位に多いが、それらの選手が特に決定率が高いわけではない。つまり得点力のあるFW=シュートが多いFWだということ。決定率なんてもんよりも、シュートに持っていく力が重要なわけです。まぁそれも含めて『決定力』と言うのかもしれんが、それじゃ曖昧すぎて、『得点力』『攻撃力』と同意になってしまう。