ダンス2本


映画『ベジャール、バレエ、リュミエール 』(2002, スイス)を観た。世界で最も有名な現代バレエの振付師、モーリスベジャールの新作「リュミエール」の製作過程を描いたドキュメンタリー。鍛え上げられ隅々まで意思を行き渡らせた肉体のみが持ちうる、動きの美しさに惚れ惚れ。その美しさを如何にしてベジャールが引き出して行くのかがこの映画の見所です。芸術について柄にも無く考えさせられてしまいます。


むかーし実家で『愛と悲しみのボレロ』(1981, フランス)を観て、ラスト17分間、ジョルジュ・ドンの踊りに家族全員の魂が魅了されたことを想いだしました。うーむ、久々に観たくなってきた〜!! 


特にバレエに詳しいワケでも何でも無い僕ですが、ジョルジュ・ドンのボレロを観た事が無い人は、人生を損していると断言できます。


続けざまに『バレエ・カンパニー』(2003, ドイツ/アメリカ)も鑑賞。シカゴのバレエ団を舞台とした群像劇。クラッシックからモダン、コンテンポラリーまで、いろんな種類のダンスを観ることができるけど、単にそれだけ。踊っているのはプロのダンサーらしいが、ドラマ部分、映像美共に物足りず。がっくり。