暗い気分が吹っ飛んだ

kumojuza2006-05-30

チャンネル1、Das ErsteでTV観戦。解説は往年の名選手、元祖センチメンターパスの使い手、『賢人』ことギュンター・ネッツァーだ。


試合前に流れていたインタビューは、最近評価が上がっている21歳ポドルスキー、言わずと知れたFWの柱クローゼ、活躍が期待されている22歳のシュバインシュタイガー


多分、試合の映像自体は日本と同じでしょう。でも実況アナのレベルが違う。試合中の解説は一切ナシ。実況のみ。それが何とも違和感なく耳に心地よい。


試合開始直後、日本代表はちょっとアウェーの雰囲気に飲まれてるのかな?という気配が若干あったけど、徐々にイイところも発揮。日本らしい細かく速いパス交換でドイツゴールに迫るシーンは溜まりませんな〜。


ドイツでは有名とは思えない、日本国内でプレイしている選手達の名前を、実況アナがちゃんと平等に呼んでくれるのがとても嬉しい。どこかの国のアナウンサーとは大違いだ。『カジィ、○×△がんばオーサカ』とか、『ヤナギザワ○◇○カシマあんとらーず』とか。ちなみに前半に名前を一番多く呼ばれていたのは『ナカザワ』と『ナカタ』でした。次がアレックス、宮本、坪井かな。


ハーフタイムもCMは短くて、リプレイをネッツァーが色々と解説。ドイツ語がサッパリ解らないのが非常に悔しいィイ。


後半・・・高原大爆発で超興奮!!中庭に響くほど、雄叫んじまったですよ。


こんなとこで、もう運を使い果たしてしまうのかと心配になったり、いやいやジーコの運の器はまだまだ深いだろうとか思ったり。ちなみに、実況アナはさすがに暗くなってました。


まぁしかしその後、ドイツにも華を持たせすことが出来て良かったんじゃないでしょーか。日本も伝統国対して過剰な恐怖心を持つ必要がないことを体感でき、なおかつ慢心することもなく、非常に実りあるテストマッチだったんではないかと。


それにしても、やっぱり体格的に競り合いでは分が悪いのだから、ホント最後の瞬間まで粘り強く守らないと。相手になるべくセットプレーを与えないことも重要だよねぇ。


所詮、W杯前のテストマッチなんですが、それでもサッカーの伝統国を相手に、ファインゴールで2得点して嬉しくないはずがない!!


ドイツの皆さんにも日本サッカーの美しさと楽しさを理解して頂けたことでしょう♪ おそらく、弱点の方もよく分かっちゃったと思いますが・・・、まあそれはそれ。


強豪国の一般サッカーファンに舐められまくっている日本サッカーの印象を、こうやって少しずつ変えていくということが、将来的に非常に重要だと思う次第。活躍した選手はその国のリーグに引き抜かれることだってあるしね。


試合終了後、インタビューされていたのは、主将バラック、シュナイダー、ノボトニー、レーマン(笑)でした。


感心したのは、試合の後のクリンスマン監督のTVインタビューが5分もあったこと。もちろん記者会見とは別で、TV向け。さすがサッカー伝統国だなぁ〜と。その後、日本とドイツの各得点シーンを繰り返し、ネッツァー先生が10分間の詳細解説。


続いて、W杯出場各国テストマッチのダイジェスト流していたんだけど、どこの国もドイツより強そうに見えるのは、いいプレーを集めたダイジェストだからですかね・・・?



以下TVキャプチャ画像



試合前に流れたポドルスキーのインタビュー。



同じくクローゼ



中村獅童シュバインシュタイガー



ルディ・フェラーの横に、あのオッサンが・・・。



ハーフタイムの解説。
アナウンサー:日本なかなか良いチームですね〜
ネッツァー:案外やるねぇ〜
(ドイツ語分からんが、多分、恐らく、そんなカンジ)
※追記:「ドイツでテレビばっかり見ています・・・。」さんによると、
日本を小馬鹿にした発言が多かった模様。



試合後のバラックのインタビュー



シュナイダー



ノボトニー



レーマン(笑)



最悪の結果は免れたものの、表情の暗いクリンスマン
日本はAsien Meister(アジア杯優勝国)・・・と言い訳してたのは分かった♪