ポルトガル1ー0アンゴラ
それぞれのチームに、それぞれのストーリーがあり、多くの人の想いが詰まっている。
アンゴラは、30年近く続いた内戦が2002年にようやく終結し、今回がW杯初出場。対戦相手は、1975年に独立するまでの宗主国ポルトガル。アンゴラの誇るFWアクワにも、背負っているストーリーがある。
前半開始直後にポルトガルがあっさり先制したときには、これから虐殺が展開されるのかと思った。
アンゴラの守備はかなり甘く、スペースを埋めきれていない。当然、ただでさえ攻撃力のあるポルトガルに攻め込まれる。デコは負傷で欠場だが、ドリブルされまくり。
が、アンゴラも徐々に攻めに出る。その心意気や良し。ボールを奪った瞬間、果敢に人数をかけてダッシュで前に出ていく姿に、アンゴラ応援モード。(上のリンクのサイトを読んだら、さすがにアンゴラ応援したくなった。)
アンゴラ、ポルトガルともに、攻めに出る。両者とも惜しいシュートあり。アンゴラよ、頑張れ。ポルトガルの慢心を突け。
後半もポルトガルのボール支配率が高い。攻めるポルトガル。凌ぐアンゴラ。アンゴラも守備が安定してきた。GKも好守。
逆にアンゴラは攻撃が鈍ってきた。ポルトガルも決めきれない。後半14分、両チームの看板、C・ロナウド、アクワが共にOUT。この交代がどう出るか。
数少ない攻撃のチャンスを、ミスしてしまい生かしきれないことが多いアンゴラ。勿体ない。
ポルトガルとしては内容がいまひとつだったが、勝ち点3を取ったことが何よりも重要ではある。アンゴラは初めてのW杯の舞台で、アップセットを起こす事は出来なかった。だが、彼らにとっては大きな一歩だ。