フランス3−1スペイン

ポルトガルーオランダ同様、大注目カード。


けっこうフランス贔屓なので、GLの3試合があまりダメダメ過ぎたのは、悲しかった。しかし、フランスがこのままで終わるとは思わなかった。


『GLとノックダウン・ラウンドはまったく別の大会。チャンピオンが何人もいるフランスは、トーナメントでこそ真価を発揮するはずだ。少なくともその経験値はブラジルにも劣らない』と、今日フランスのレプリカユニを着たまま仕事をしていたにもかかわらず今ひとつネガティブなジュリアンを昼飯の時に元気づけておいた。


試合が始まって、俺の予想は間違っていなかったことを確信。今日のフランスはいい!!好調(でもどこか信じられない)スペイン相手でも、これはイケるんじゃないか?うむ、お互いにがっぷり四つの好試合。攻守の切り替え速ぇぇ。楽しいなぁ。両方とも華麗なテクニックに目を奪われがちだけど、ディフェンスの地味なところでも、皆が忠実に手を抜かずプレーするのが心地いい。


と思っていたらスペインがPKゲット。ぐはぁ。ターンするとみせかけてのボールの貰い方が上手かった。幻惑されて、足を踏むような形になったんだと思う。PKを決めてスペイン先制。いや、しかし焦る時間帯じゃない。今日のノリを崩さずにやれば、フランスに必ずチャンスは来る!


前半終了近く、ビエイラのスルーパスからリベリーが綺麗に抜け出し、GKカシージャスまでかわして同点ゴール!!喜びのリベリーがブーンになって、タッチラインを走る走る走るwww こないだハズしまくったから、喜びも倍増なんだろうなぁ。


やはりビエイラが前に出てこられる時のフランスはいい。それだけしっかりカバーが出来ているからこそのポジションチェンジ。ダメなときは(日本ほどではないが)人が動かず、足下パスが増えてしまうけど、今日は違う。ちょっとアンリはオフサイドポジションに行き過ぎだが、ひたすらに裏を狙う姿勢は買いだ。


後半は得点がなかなか動かないながらも、お互いのレベルの高さが随所に見られる好ゲーム。さてはて、このゲームの結末はどうなるのか・・・。


後半80分過ぎ、これまで上手く試合をコントロールしていた審判が、アンリに騙され、プジョルイエローカードが出る。蹴るのはジダン。混戦から頭で流したところをフリーのビエラが叩きつけるヘッド。逆転!!


残り時間は少ない。一気に前に出ざるを得ないスペイン。なんとしても守るフランス。まだまだ分かんねぇ〜!ドキドキしながら時間が過ぎていき、ロスタイム。前掛かりになったスペインを、ジダンが抜け出してプジョルをかわし、トドメの一撃!!フランス3−1スペイン。


スペインとしては、2失点目原因になったファウルの判定には納得がいかないだろうが、両チームとも心技体が充実した素場らしいゲームだった。


これで一気にフランスが復活し、W杯はますます面白くなった。


明日ジュリアンを祝福してあげなきゃな。



インタビューの時のジダンがピンク色の服を着ていて、え?と一瞬思ったが、交換したスペインユニを裏返しに着てただけだった。