新しい船出

親善試合トリニダード・トバゴ戦の日本代表の選手13人が発表されましたね。13人とは、ほほぅ、そう来たか〜という感じで、また、なかなか楽しみな面子です。あいかわらずオシムの質疑応答にもニヤリとさせられます。これからの代表の試合では、監督の話も楽しめるんですね〜。ワクワクですな。


通常、代表監督が代わった直後のメンバー選考では、前の監督の選手達をほぼ継承して、徐々に面子を代えていくのが最もありがちな方法です。それは、オフトもトルシエジーコ同じでした*1


これだけ面子がガラリと変わったのはファルカン以来ですかね。しかし、ファルカンのような意表を突く抜擢はありません。そこはやはり、これまで相手チームを分析するために、数多くJの試合を観てきた監督だなぁと感じます。明らかに、前の代表監督よりも、日本でプレーする選手達をよく知ってますからね。


初代表の選手達にしても、めちゃくちゃ若いわけではありません。W杯のヤングプレーヤー賞の対象者(21歳以下)は、相変わらずいない(笑)。一番下が22歳の長谷部、次が今野・小林大・田中達の23歳。いわゆる黄金世代が突出していたにせよ、ジーコジャパンでは年齢の偏りが異常すぎました。これからは、まず普通の世代分布になって、その後、適切なタイミングで新世代の台頭を取り込んでいければ、というところでしょうか。

*1:オフトの場合、森保が唯一のビックサプライズでした。ドーハの最終予選までほぼ同じメンバー。一方、ファルカン緒戦のキリンカップ2試合では、前園、小倉、岩本、名塚、本並、今藤、佐藤が代表デビュー。佐藤と今藤の代表でのプレー、覚えてます? 加茂ジャパン緒戦、インターコンチネンタルカップではドーハ組に先祖返りしてましたが、少しずつ入れ替わり。岡田ジャパンは当然そのまんま継承。トルシエの緒戦もフランスW杯メンバーそのものでしたが、4年の間にユース・五輪組を編入していきました。