引き続きウジウジ

数年前、ちょくちょく遊びに行っていたフリークライミング・ジム。そこのボルダリング中級コースの一つに、どうしても手が届かないホールドがあった。しかし、女性インストラクターがそこを登ると、彼女の足のつま先から手の先までの長さは僕よりも30cm以上短いであろうにもかかわらず、まったく何事も無く、スーッと通過してしまうのだ。特にジャンプしたりしているわけではない。あれはショッキングだった。


必要以外の筋肉はリラックスした状態にあること。慣性を効率的に利用すること。スムースな重心の移動等、バランス系スポーツでは共通のポイントがあると思う。むかーし毎日乗っていた一輪車のテクニックでもそうだった。筋肉がリラックスしていることで、動きにスムースさが生まれ、可動範囲も広がる。逆にいえば、しゃっちょこばっていては、何も出来ないということだ。僕の場合、フリークライミングでもフリースタイルカヤックでも、まだまだパワーに頼りすぎという自覚がある。そこは改善していかないと。


どんな技でも上手い人のそれはスムースすぎて、とても簡単なことをしているようにすら見える。自分がプレイしていて、勝手にスーッと回ってくれたように感じる時もあるにはあるが、再現性は低い。いろんなことのコントロールがアバウトなんだろうなぁ、やっぱり。解っているけど、なかなか・・・ね。少しずつ感覚を掴んで、動きを洗練させていくしかないね。うーん、もっと漕ぎたいなぁ。