今日読んだ本

ひさびさに暇な休日を堪能して、買い物したり読書をしたり。


立花隆ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術
速読術や読書ガイドとしてよりも、魅力的な本に対して立花隆が興奮している様子が一番面白く、共感が持てる。自分の認識を広げてくれたり覆してくれる本と巡り会うのは、何物にも代え難いタマラン悦びだよねぇ。本をたくさん読んだら頭が良くなるとか幸せになれるとか、本をたくさん読む人は素晴らしいなんて、僕は全く思わないけれど、それでもやっぱり本が好きだ。


吉本隆明、(聞き手)糸井重里悪人正機
実は吉本隆明の本は、これまで敬遠していた。なんというか、読むだけでウンザリするような、どうでもいいことを小難しく書いてる人なのかと勘違いしてた。いやー、それはとんでもない誤解でしたね。恥ずかしいッス。身近なことから遠大なことまで、平易な言葉を使って率直に核心をついて語れるのが凄いなぁ。多くの著作もちゃんと読みたくなってきた。


渡辺昇一『日本人の本能ー歴史の「刷り込み」について
実家に転がっていたので読んでみたのが、あまりに偏見と無思慮に満ちたヒドい内容でビックリした。調べてみると、自虐史観を攻撃してることで有名な人らしい。自虐史観もどうかと思うが、こっちの歴史観の方がもっと酷い。論旨に関わらず、自分に都合の悪い事実は無視するタイプの文章は読むに値しない。笑い話としてなら別だが。


塩野七生ロードス島攻防記
実家に帰る度に読み返している本。大学に入った頃にハマッて、塩野七生の著作はほとんど読み倒した。その原因がとなった本がコレ。