風が騒ぐ夜は、家へ帰りたくないよ

遠征中ドライブのために弟くんが持ってきたボ・ガンボスのトリビュート。今年の1月に発売されたそうな。曲が懐かしい。おまけにメンツがイイ。渡辺美里だけ思いっきり浮いてる*1が。おかげで今日も『泥んこ道を二人で』が頭の中で延々とリフレイン。


二十歳前後の頃は、自分でもよく分からない鬱屈した気持ちを発散するかのように、ママチャリやバイクで一人旅をしながら、大声で歌いまくっていたなぁ。ボガンボの歌もレパートリーに沢山含まれていた。あんまりデカい声で怒鳴ってるもんだから、たまたま道を歩いてた人にビックリされたり。あの頃のことを思うと、ちょっとせつない。

ぼくは二十歳だった。それがひとの一生でいちばん美しい年齢だなどと誰にも言わせまい。

ポール・ニザンの詩より


真っ正面から受け止めて、自分の深いところまで取り込んじゃうような、そんな音楽の聴き方は、もうしなくなってしまったな。


それにしても、ボガンボス時代のどんとの顔はガンダーラ仏のように妖艶だったね。他界してもう五年も経つのか・・・。

*1:事務所が同じという縁だとかなんとか