いろいろ

稗田のモノ語り 魔障ヶ岳 妖怪ハンター (KCデラックス)

諸星大二郎の妖怪ハンターシリーズの最新刊が出ていたので購入。発売日から２ヶ月近くも気がつかないなんて不覚！ 中身の方は、あいかわらず面白い諸星ワールド。

冒頭のシーン、近くに民家も無い修験道の峠にて、和服の女性が佇んでいるというのが出てくるのだけど、自分もちょっと似た状況に遭遇したことがあったのでゾクっときた。昔、北海道を旅した時に、着物姿のオカッパ頭の少女が道端で一人、朱色の鞠をついていたのを見かけた。直感的に凄く異質な感じがした。車に乗っていたので、アッという間に通り過ぎてしまったのだが、考えてみると、そこは周囲数キロに民家などないところ。そもそもこの時代に、着物を着た少女？ 何だったんだろう、あれは。

ハッピーエンド (KCデラックス)

ジョージ朝倉の３年前の描き下ろし（！）単行本。万人受けするかっつーと、疑問だけど、俺は好きだな。現在連載中の『平凡ポンチ』のドタバタロードムービー的疾走感は必読。

色歌 (モーニング　KC)

古代中国を舞台とした短編集。この作者のデビュー作。洗練されてはいないけれど、独特の雰囲気がある佳作。

あと、念願の『おサルでワン！』第２巻をようやく古本屋で発見。入手まで５年もかかった。

残るは『江戸川ハートブレイカーズ』の第２巻だな。こっちは10年以上発見できず。Amazonの中古で2500円になってる・・・元値530円なのに。やっぱり、分かってる漫画読みはいるんだなぁ*1。しかし、高い金払って手に入れたいわけじゃないんだよな〜。でも読みたい。年末実家に持ってきてよ＞弟くん

*1:でも、第１巻は安い。単に発行部数の問題か？