初漕ぎ

千代橋:野口水位-1.82
漕ぎ出し1:45
漕ぎ終わり:4:45


昼過ぎに千代橋に到着。みやさん・ひとみちゃん組をはじめ、顔見知りの方々が5人ほど漕いでいたので、新年のご挨拶。今年もよろしくです。


この日から導入したグローブの効果は絶大で、これなら長く漕いでも大丈夫そう。でも、最初に1時間は、すぐ落ちてばかりで上手くサーフィンできず。どうしたんだ・・・。


上陸して、左手グローブを外し、タバコ休憩。砂糖たっぷり熱々紅茶を啜る。さて再び漕ぎ出そうと、ウェット生地のグローブを再装着しようとしたら、これが冷テェ〜! ウェット生地は水を含んでいて、それが体温で暖まっているうちは保温効果があるんだけど、いったん冷えるとキツイんだよね・・・。久々だったんで忘れてたわ。


休憩の後は、どういうわけか徐々に調子が上がってきて、サーフィン時間も長くなり、スピンも回るようになってきた。左押さえブラントはあいかわらず出来ないけど、まずは良いポジションを取れないことには話にならない。


それにしても、いつも漕いでるスポットなのに、どうして乗る感覚を取り戻すまでに1時間もかかるかねぇ? 単に体が暖まってなかっただけなのかな? いずれにせよ、冬は漕げる時間に限界があるので、あんまり無駄な時間は費やしたくないんだが・・・。そんなこんなで、いろいろと細かい修正をおこないながらサーフィン練習。


サッカーの世界で、シュートがゴール枠に飛ばない選手に対して『よく狙え!』と指導するのは愚の骨頂という話がある。枠から外そうとしてシュートするヤツはいない。狙って打とうとするから外すのだ。むしろ重要な局面でいかにリラックスして普通にボールを蹴れるかが大事なわけで、そのためには漠然とシュートした方が良いとすらいう。なんだか『勝つと思うな、思えば負けよ♪』みたいだ。


下手ながらに思うに、ウェーブに乗るのもシュートの話と同じ事で、いかにリラックスするかが重要だと考えている。もちろん必要な筋肉はしっかり使うし、落ちそうになりゃ鬼漕ぎするし、ブラントのときとかは思いっきり体を使うワケなんだけど、とにかく余計なところに力を入れないということ。重心とリーンをしっかりコントロールしつつ、上半身フニャフニャでもサーフィンできるのが理想。サーフィンに余裕ができれば、そこから技を繰り出すのも楽になる。技も無駄な力を抜くことで、シャープになっていくのだと思う。


まぁしかし、それって突き詰めていくと、けっこう難しいよねぇ。とにかく無心でウェーブに乗り続けることで、少しずつ少しずつ、無駄を削ぎ落としていくしかないな。ほんと、基本的なサーフィンに関しても、まだまだだと思う。


4時45分に終了。とっくに陽が落ちていて、風も少し強く、着替えるときには生命体として危機感を覚えるくらい冷えまくり。寒空の下、肌を晒し、生まれたての仔犬のようにプルプル。PFDとかウェアなんて、5分干しただけで凍っていた。嗚呼、冬だねぃ。おかげで温泉が気持ちえがっだァ〜。