Niederlande-Australien

kumojuza2006-06-04

こちらでは日本vsマルタ戦の放送は無く、オランダvsオーストラリアの放送を観ていた。


オーストラリアは、技術・展開力・即興性などでオランダに対して明らかに見劣りするが、身体的な強さはオランダとタメを張る。誰もが言う通り、そこが日本にとって大きな脅威。攻守とも肉弾戦をいかに避けて、自分たちが戦い易いゲームにしていけるかどうかが鍵になるのだろう。


さすがにオランダの攻撃力の前には、チャンスを多く作られていたが、オージーの守備は実直で粘り強い。タイトを通り過ぎてラフなほど厳しく寄せる。(注:コクー、ファンブロンクホルスト、シュナイデルの3人が怪我・・・。)攻撃面ではビドゥカを中心にパワフルさを時々見せていたが、直線的というか、日本とは対極的。キューウェルが復帰すればまた違うのだろうか。


試合の方は、ファンニステルローイが決め、オランダが先制。オーストラリアがPKの跳ね返りを押し込み同点。後半途中に退場で一人少なくなったオーストラリアがなんとか凌ぎ切り、1−1のまま試合終了。オーストラリアの予想以上にラグビー的な重戦車ぶりが印象に残った。


試合後のサッカーバラエティ番組の中で、ブラジルのサンババンドが出演していた。その中で妙に素人っぽいオッサンがいるなあと思っていたら、なんと1970年W杯の全ての出場試合で得点を挙げた(計7得点)、元ブラジル代表W杯優勝メンバー、ジャイルジーニョだった。肌と服の色が違うけど、こういう顔でこういう服装のオッサンは日本にもいるよなぁ〜。


それはさておき、こういう風にサッカー史上の選手が出演するってのは、2002年の日本では全く無かった。日本の芸能タレントで盛り上げようとしているのはよく見かけたが・・・。もし、日本で40年後くらいにまたW杯が開かれるとしたら、老けたロナウジーニョがサンバを踊りながらバラエティ番組に出てきたりするんだろうか?