Deutschland vs Ireland
スポーツバーでの大きなスクリーンで、Euro2008予選・ドイツvsアイルランド戦を観戦。
店内はイカつい男が多いものの、女性もチラホラ。同行したMartinは、「こおゆうところで女の子がサッカー観てるなんてことは、こないだのW杯以前はなかったんだけどねー」と言っていた。
ドイツのグループCはチェコ、ドイツ、スロバキア、アイルランド、ウェールズ、キプロス、サンマリノ。順当に行けばドイツ、チェコなのだろうけど、そうそう予想通りに行かないのがEuro予選。アイルランド、スロバキアの突破も充分ありうる。ウェールズだって簡単に勝てる相手じゃあない。分離したチェコとスロバキアが同組ってのも興味深いグループ。ここから上位2位チームがプレーオフへ。
試合の方は、双方とも守備の集中力が高かった。両方とも伝統的にファイトするチーム。とんでもなく厳しい体のぶつけ合いをしていた。しかし、あくまでもフェア。こーゆースタイルは日本には無理だなぁ。
基本的にはドイツが優勢な展開。アイルランドが守りに入ったときは、かなり引いて固めて、ゴール前は決してフリーにしない。しかし、セカンドボールは殆どドイツが支配するため、2次3次攻撃を受けてしまう。そこに人を配置しないアイルランドはカウンターを狙っていたのだろうけど、その攻めも、ドイツの効果的な守りの前に勢いを削がれるばかりで、アイデア不足は明らかだった。
激しいながらも膠着したまま突入した後半、試合を決めたのはやはりセットプレー。ペナの正面ちょい右外側からポドルスキーが逆サイドネット目がけて蹴った低いボールは、壁の相手選手の足に当たって軌道が変わりニアサイドへ。キーパーは完全に逆をつかれた形になった。
ドイツにとっては苦戦と言われるかもしれないが、内容に沿った順当な勝利でもあった。結局1−0、「いわゆるドイツらしいスコアだね〜」と二人で笑っていた。
つーかまぁ、かなり飲んでいて、サッカーとは関係のない個人的な話をしながらだったんで、大雑把にしか観てなかったですけどねー。
クリンスマンからヨアヒム・レブ監督が替わったけれども、基本的にドイツのメンバーは同じ。キーパーはレーマンだし、クローゼ、ポドルスキー、シュバインシュタイガー、シュナイダー、バラック、ラーム、フリンクス、ノイビルといった選手達がプレイ。
レブ新監督はクリンスマンのチームで実質的に戦術指導やトレーニング管理をしていたらしいので、チームの方針はそのまま継続中。まぁ2010年のW杯じゃなくて、2008年のEuroを目指すチームだし、こないだのW杯も若いメンバーが沢山いたので変える必要が無いからね。(日本と違って)
試合後ひとしきり今日の試合を振り返った後に、Euro予選の各試合のダイジェストがちゃんと流されるのが、やっぱりドイツのいいところ。イタリアが引き分けた映像を観ながら、二人で大喜び。Martinは出身国のリヒテンシュタインがスペインとの対戦でどうだったのか気にしていたのに、映像が流れなくて怒ってたけど(笑)。でも、スペイン相手に0−4だったのだから、頑張った方だろう。
マルタ、フェロー諸島、キプロス、サンマリノ等と並んで侮られがちなリヒテンシュタインは、2004年にW杯予選でなんとポルトガルと引き分けている。昔、ドイツと1点差ゲームをしたこともあるとか。ちなみに国内最大のスタジアムのキャパは8千人らしいが、国の人口が3万3千人なので、国民の約25%を収容できるそうだ(笑)。