街頭勧誘

木曜の朝、バス停でバスを待っていたら、70歳は越えてそうなドイツ人のおばぁちゃんに話しかけられた。なんかちょっと読んで欲しいものがあるという。


なんだろう、何か困りごとでもあるのかな? 持っていたファイルをおばあちゃんが開くと、各国語版の小さなパンフがギッシリ。おばぁちゃんの後ろには、アジア系の30歳くらいの女性がくっついていることに気がついた。ははぁなるほど、宗教勧誘か。


手渡してくれた日本語パンフの表紙には「家族として生活を楽しむ」というタイトルと、ありがちなイラスト。パラっとめくって見ると、創世記やマタイ書からの引用とお説教。


へ〜、ドイツでも宗教勧誘なんてあるんだなぁ〜。まぁ当然キリスト教の本場だし、そういうのがあってもおかしくないけど、日本語パンフまで用意してるとは、ちょっとビックリだな・・・。


さらに英語のチラシをくれて、ここで聖書の講習会を開いているから、ぜひ参加して欲しいということを言い終わると、案外あっさり去って行った。まぁこっちもバス待ちしてるだけだから、粘られても困るけどね。


ドイツは地域によってカソリックだったり、プロテスタントだったりするけど、これはどういう系の宗派なのかなーと思って、バスの中でパンフの発行者をチェックしたら、Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvaniaと書いてあった。


なんだよ、日本でもよく家宅訪問してくるエホバの証人ものみの塔)じゃねーかよ〜。感心して損した。今の世の中、世界中どこでも同じだなぁ。