Oker川

朝9時ちょい前に到着。誰もいない。つーか工事中。放水口スポットの上までパイプで足場が組まれていて、危なそうだ。だから人がいないのかな・・・。せっかく前回の反省を生かして、朝早く着たっつぅのに・・・。







ほんじゃあ、ダウンリバーはどうだろと思って、1.2kmほどのコースを歩いて往復しながら下見してきた。地図はコチラを参照。スタート地点の放水口のGoogle Maps衛星写真コチラ



まぁ言うまでもなく、単独での川下りはとても危険。正直、仲間と一緒に小歩危を下るよりも、四万十川下流クラスでも未経験の川を単独で下る方が、よっぽど僕は怖い。


初めての川を単独行するってのは、大勢でのDRや、慣れたところでの単独スポットプレイとは全く異なる、別の種類のスポーツだと思う。どっちが上とかってことでは無くてね。


単独行では、本当にシビアに自分の実力と川のレベルを検討しないといけないんですよね。漕ぐ前に考えて考えて、頭の芯がオーバーヒートして疲れるッス。だからこそやり甲斐があるし、充実感は大きい。漕ぎ始めたら、もう後は気合い。





放水口のすぐ下は水路みたいになっている。




川の上にレストランが。




Saure Heleneという名の瀬。
酸っぱいヘレン? なんのことだか。




Elefantenfüße(象足)の瀬




Slalom-Acht(スラローム8)の瀬の入り口




本日の核心部。Hexenritt(魔女の乗馬)の瀬の入り口。
ここHarz山地は魔女で有名な土地です。
最高峰ブロッケン山では毎年一度、魔女達の饗宴があるとか。




(クリックで拡大)
Hexenrittを横からみたところ。
写真だとイマイチ分かりにくいかも。
キュッキュッキュッと小刻みに曲がりながら、
岩の横をすり抜けて(上からの写真参照)、
そこでズーンと落ちて態勢を崩されたところで、
ドドーンと最大の落ち込みがある。なかなかイヤらしい。
この瀬の後で小さな瀞場があって、三つ又に別れている。



三つ又に別れた先の一つ、Geisterbahn(ゴーストの道)
この写真だと勾配が分かりにくいので、
上からの写真を見て欲しい。
もうちょっとで滝だっつうの。僕の腕じゃ単独では無理。
この瀬の前の小さな瀞場をゴール地点に設定。



放水口に戻ってエントリー。パイプの足組とは逆側から一回だけスポットに入ってみた。前夜、2006 Okerrodeoの動画を何本か観て予習済み。カートホイールというよりも、ブラスティングホイールで回らないといけないホールらしい。入ってみると、勝手にブラスティングになる。パワーで無理矢理ブラスティングホイール(全く滑らかじゃない)を何度か試みて潰れる。


しかしそれにしても、小さいくせに思った以上にキーパー系だ。もちろん普通、横一線の人工的なホールはキーパーになるんだけど、ここまで抜け出しにくいとは・・・。あれ、いつのまにか危険なパイプの足場へと徐々に近づいてきてる・・・? おいおいおいおい、ちょっと待てぇ〜! と慌てて漕力で脱出。や、危なかった。反省。


さっくりとDRへ。小さなエディを一生懸命とっていたんだけど、瀞場がないので、あっと言う間に終了。後半部を除けば、御岳と同程度くらいのレベル。Hexenrittは思った以上に難しく、正直ギリギリだった。





発電放水は昼で止まってしまうので、その後は漕げません。
時間的にもう一本DRできたかもしれないが、
調子に乗ると単独行では大抵危ないことになるので止めといた。
鉱山とセットで世界遺産になっているゴスラーの町へ。
のんびり飯を食べたり、広場のカフェでボヘ〜っとしてきた。
写真は15世紀中頃に建てられた市庁舎。(奥の塔は12世紀建築の教会)




夕暮れのアウトバーン