由良川
昨日は袋井まで150kmほど走ってから家まで一旦帰った。改めて車に積み込んだのは、ファルトのフレームと、夏用半袖セミドライ+膝丈の水着(これは後で役に立った!というか毎日コレ着てた)、それからフットレストが跳ね上がるリクライニングチェア(これもとても役に立った♪)。結局朝まで800km走行。距離は全然オッケーですが、上りと下りでそれぞれ20km以上の渋滞にハマったのには参ったですわ。
京都縦貫道のPAで朝に就寝。車内が暑すぎて強制起床。綾部市まで移動し、由良川DRのゴール地点に決めた笠原神社で食事。木陰にリクライニングチェアを置き、のんびりとコーヒーを飲みながら山田風太郎の人間臨終図鑑を読んでダラダラ過ごした。
笠原神社前
- 作者: 山田風太郎
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2001/03
- メディア: 文庫
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今回の旅行で毎日のように活躍した折りたたみ自転車
このまま漕がないのもありだなーと思ったが、まぁせっかくだから漕ぐかってことで自転車をデポして、6〜7km上流の立岩ホールへ。
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地点Aは駐車場所。漕ぎ出しはちょい上流から。
道路から立岩ホールまでかなり降りる(上流の方へ)。
寒山寺駐車場から便所下くらいの感じ。
[:W450]
遠目からでもホワイトウォータなのは垣間見えた。
川に降りてみたところ。下流の方もまだ瀬が続いている。
立岩ホールには誰もいなかったので、ちょっとだけ試しエントリーした程度で、
午後3時だったってのもあって、さっさとダウンリバー開始。
実にいい天気でたまらんかった。
キャッチできるエディが沢山ある川だった。
知らない川を単独DRする身としては適度な瀬が沢山あるのは嬉しい。
激しすぎると精神的に疲れちゃうけどね・・・。
つるりんとした水面が波打ち、水しぶきを上げ始める。
単独行カヤックには独特の楽しさがある。
DRの後は篠山市内の村雲小学校を訪問。ずーっと前から気になっていたんだよね。太平記の中に、丹波国村雲荘という荘園について記述があって、そこがまさにこの土地なのだ。ちなみに、名古屋にも村雲小学校というのがあって、そちらは15年ほど前に訪問して、街の古老から豊臣秀吉の天皇御落胤説と村雲という土地の由来についてフィールドワークしてきたことがありました。
次いで、村雲荘から車で30分ほど移動し、夕暮れの篠山城に登城して、城造りの名人として名高い藤堂高虎の縄張を堪能してきた。いかにも戦国後期らしい見事な方形城、美しい2重堀でしたわ〜。ちょうど暗闇に包まれた直後の街並みを城跡から見下ろすと、そこに暮らしている人々の営みが生々しく見えるようで、なかなか不思議な風情があった。
そろそろお腹もペコペコになってきたので、篠山街中の定食屋に歩いていって、土地の名物の牛とろろ丼を食べた。牛のたたきの薄いスライスの上に、大量のとろろが乗っているドンブリ。飯の方にはサラッとした甘辛タレが大量に掛かっていて、トップにはこれまた大量のワサビが乗っている。これをワシャワシャ掻き混ぜながら食べるんだが、実に良かった。あー、これこれ!これなんだよ!!旅先では、こういう地元スペシャルな日常飯が食いたいんだよなぁ〜。孤独のグルメで出てきそうな、いい定食屋だった。
- 作者: 久住昌之,谷口ジロー
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2008/04/22
- メディア: コミック
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お勘定をして店を出ようとしたところ、店のおばさんに現地語でなにやら話しかけられたんだが、とっさのことで理解できなかった。
「えっ?」
と聞き返すと、
「やり手だね」
と言った。
「・・・・ えっ? 誰が?」
「あんた」
「えっ? ・・・なんでですか?」
「見れば分かる」
異論は許さないくらいにキッパリと断言されてしまった。まぁそこまで言うなら、多分きっと俺はやり手なのだろう。・・・40年間見てきて、今まで知らんかったわー。