気合いが違う

イラク4−2ポルトガルアテネ五輪男子サッカー・グループD

イラクはアジア杯ベスト8メンバー22名の内から選ばれた18名でチームを構成。
アジアカップで本気の試合を闘ってきた連中だ。チーム力は上がっている。

イラクの場合には、国の状況が状況なので、
世界中にイラクという国をアピールするために、
五輪に掛ける想いは強く、モチベーションは極めて高いらしい。

この試合はFIFAのプラッターも観戦。
やはり注目されているようだ。
そして何よりもイラクの大応援団。声出てるな〜。
もしかしてイラク選手団が全員来てるんか?これ。

立ち上がりはイラクが伝統のシュアなショートパス交換で中盤を支配し優勢。
しかし前半13分に速いグラウンダーのクロスがオウンゴールを誘う。
イラク0−1ポルトガル。

その3分後、ポルトガルDFのミスから7番ムハンマドが抜け出しGKと1対1。
一度はGKに防がれるも、こぼれ球に詰めてゴールゲット。
イラク1−1ポルトガル。

前半19分、クリスチャーノ・ロナウドイラク10番マハムードの顔を肘で撃ち、
イエローカードを貰う。マハムードは顔から大出血。
C・ロナウドはかなりイライラしていたのか。

前半29分。素晴らしい攻撃でイラク2点目。
ポルトガルも個々の怖さは十二分にあるのだが、
チームとしての強さがいまひとつ感じられない。
C・ロナウドにボールが渡るとイラク大応援団からものすごいブーイング。

前半45分CKからのクリアボールがポワンと落ちてきたところ、
ポルトガルの14番が走り込みながらダイレクトボレーミドル。
抑えの利いた鋭いシュートをゴールに蹴り込んだ。
イラク2−2ポルトガル。

後半6分ポルトガル13番ボアモルテが相手のファウル気味のチャージにボールを失い、
その怒りのせいか、相手の足をちょっと後ろから蹴ってしまい、一発レッド。
イエローが妥当なところだと思うが。

後半11分イラクがパス交換から中央をすり抜けていく。
ポルトガルDFラインは追いもしない。
ゴール前でGKvsイラクの3人。勝負あり。
10番マハムードの得点。イラク3−2ポルトガル。

後半ロスタイムにさらにイラクが1点追加。

おめでとう、イラク