次節は各グループの天王山

日本の試合だけじゃなくて、他のアジアの国々のW杯1次予選も大詰めを迎えておりますなぁ。欧州の各組も気になりますが、僕は正直アジアの方がもっと気になるタチなんですわ。


グループ1はイラン、ヨルダン、カタールの三つ巴の様相を呈しています。テヘランでヨルダンにウノゼロ負けを喫してしまったイランは、今度はアンマンにて2−0勝利。意趣返しに成功しました。しかしまだヨルダンと勝ち点では並んだ状態です。両国ともカタールとのアウェイゲームが残っているだけに、この組の命運はカタールが握っていると言ってよいでしょう。イランの敗退などというサプライズがおこりうるのでしょうか?


グループ2は、五輪ベスト4で注目を集めたイラクと、ウズベキスタンと一騎打ち。次節の直接対決は大いに注目です。イラクのホームゲームを混沌とした状況下のイラク国内で開くのはさすがにデンジャラスということのようで、バグダッドではなくドーハでやってます。


御存知グループ3は日本とオマーンのタイマンです。通常、実力差のあるチームの混じるグループリーグの場合、終盤にさしかかると勝点よりも得点&失点の数に、チームの実力が現れるものですが、この両チームはほぼ互角。国名を隠してこのデータを見せられたら、どっちが勝ち抜けしてもおかしくないと思いますよね・・・。いやはや・・・。はぁ↓


グループ4も中国とクウェートの一騎打ち。ここも次節は勝点3ポイントリードしている中国を、クウェートがホームで迎え撃ちます。中国ホームでの対決は1−0で中国勝利でしたが、現時点で両国の得失点差は+7で並んでおり、クウェートが次節勝てば、勝ち抜けも充分にありえます。


グループ5北朝鮮とUAEの競り合い。この2国が図抜けているわけではなく、3位のイエメンもUAEに勝ち、北朝鮮に分けています。1勝3分で最下位のタイも実力はそれなりにあるので、下位のチームの頑張り次第でどうなるか予想困難なグループです。


グループ6バーレーンでほぼ決まり。スタン系2カ国は期待はずれでした。


グループ7はカンコックがモルジブ相手に驚天動地のスコアレスドローという結果のせいで、レバノンが勝点1差で追い掛けています。しかもレバノンは得失点差で韓国を上回っている!(笑) まぁしかし、次節はレバノンのホームとは言え、韓国が2−0以上の点差で負けるとは考えにくく、最終的に韓国勝ち抜けで決まりでしょう。昨日の試合でベトナム1ー2韓国@ホーチミンだったんですが、これが引き分けていたら面白くなってたのになー。


グループ8はサウジが最終予選進出です。一応理論上は勝点6差で追うトルクメニスタンが残り2試合で逆転することもありえるのですが、ここまで無失点のサウジが2連敗することはないでしょう。