1時間後に追っかけ再生観戦

日本1−1オーストラリア@ワールドユース・グループA


ふ〜。1点取られてから同点に追いつくまでホント辛かったわ・・・。久々に祈るような気持ちで試合にのめり込んだ。この世代の未来を変えかねない試合だもの。前田のゴールには両拳を固く固く握りしめたよ。決勝トーナメント進出ということで、まずは安堵。


選手にはお疲れさまと言いたい。でも3試合とも内容には不満だらけだし、0勝2分1敗で決勝Tに進むことを屈辱的だと受け取ってほしいよ。こんなとこで満足してるようじゃ話にならない。


このゲーム、どちらに転んでもおかしくない試合であったものの、内容的には明らかにオーストラリアが上回っていた。個々の高さ・強さは言うに及ばず、足技もオージーは優れている。組織的なパス回しの面においても、日本よりトライアングルがしっかり作られていて、その距離も適切だった。そーゆー組織面での差を見せられると、なによりも悔しくてタマランですわ。


個の力をアップさせること大いに結構。どんどんやってくれ。特にU-17以下で。しかしそれで日本のストロングポイントが失われるのであれば、本末転倒。道を見失う。


現実問題として、日本レベルのポッカリサッカー*1じゃ、アジアならともかく、世界大会では点を獲れないよ。これまでも、そんなシーン、ほとんど記憶にない。マイアミ・オレンジボウルの奇跡くらい?


高精度セットプレーで点を狙う。高い位置からプレスで奪っての速攻をFWが決める。そして、ワッショイワッショイとみんなでボールを前に運び、FWを追い越して飛び出した選手が点を取る。今日のゴールのように。あるいは森島が決めた数々のゴールのようにね。それが非力な日本が世界でどーにかこーにか戦うための本道じゃないでしょうか。普通は強豪国に対して戦うにはガッチリ守ってカウンターなんだが、日本は低い位置からのカウンターがド下手糞というか、性に合わないからねぇ。


まーとにかく、世界大会を個の力でなんとかしようなんてのは、ブラジル並みの個人能力が揃ってからにしてくれや。

*1:鋭いロングパスやクロスが平山の頭にバシバシ飛んでくるなら、ポッカリサッカーとは呼ばないけどね。