視察1

kumojuza2006-05-13

HertzでフォルクスヴァーゲンのFOXというコンパクトカーを借りた。左ハンドル、マニュアル車、右車線通行に先ず慣れなければということで、ベルリン市内を小1位時間ドライブ練習。その後、アウトバーンを西へ。


大きな都市間は、網の目のようにアウトバーンが整備されていて、日本の高速道よりもその密度が高い。無料かつ制限速度無しということで日本でも知られているが、全てのアウトバーンが制限速度無しなわけではない。80, 100, 120km/h制限のところもある。無制限の部分では200km/h以上でかっ飛ばす車もいるが、一方で80km/hで走るキャンピングカーを牽引する車やトラックも多い。


ブラウンシュヴァイグの南にあるHarzエリアへと向かった。ベルリン周辺は半径200km以内に山が無いのだけれど、ここは一番近い山地だ。とはいえ最高峰のブロッケン山*1でも1142mしかない。それでも、長々と車を走らせて、ようやく山が見えたときには妙に感動した。


ベルリンから300km近く走って、このエリアにあるOker川のスポットへ午後4時に到着したところ、全然水が無かった・・・。ダムの放水はしていないようだ。カヤッカーも見あたらない。ガックリしつつ退散した。


その後、ノンビリと田舎道をドライブ。以前にも書いたが、欧州は都市以外の人口密度は極めて低い。なだらかな丘陵に、広い牧草地や畑、広葉樹の森がまだらに入り乱れて、どこまでもどこまでも続いている。ときおりその中に、昔ながらの小さな村や町が点在する。町や村を繋ぐ郊外一般道は、何も表示が無い場合には制限速度100km/h。市街地は50km/h制限、住宅地の狭い道路は30km/h制限だ。


郊外の道は、未来少年コナンのエンディングのように、両側に街路樹が延々と立っていて、その両側には農地が広がっている。この時期は菜の花畑が黄色一面で、素晴らしい眺めだった。なぜか不思議にひどく懐かしいような気分。たまらん。泣けた。日本でもどこでも、俺は田舎の風景が本当に好きだ。


この日はハノーバーまで行って、そこらへんの駐車場に車を停めて車中泊

*1:ブロッケン現象が起こりやすいことで有名