祭りは終わりぬ

kumojuza2006-07-09

曇り空ながら、今日も結構蒸し暑いベルリン。


勝戦の前に洗濯しようと思ったら、コインランドリーの脱水機が故障中で、乾燥機で乾かすのに予想外に時間が掛かってしまった。


家に帰ったら、前半10分。イタリア0−1フランス。ぎゃぼー!!


誰がどういう風に点を取ったんだ・・・?


試合の方はイタリアが押しまくってる。フランスは1点とって気持ちがディフェンシブになっちまったのか?


そうこうするうちに、イタリアがCKからマテラッツィのヘッドで同点に追いついた! 前半20分で振り出しに戻ったおかげで、展開はニュートラルに。お互いバランスを取りながら隙を窺う。時間が過ぎていく。


ハーフタイムに入り、得点シーン分析が何度も繰り返された。うわ、PK取ったファウルは完全にダイブだわ。ジダン先生のPKがこれまたオシャレにバーを叩きながらもキッチリとゴールの中へ落ちていた。


しかし、マテラッツィが、いろんな意味で、こんなに目立ちまくる大会になるとは思いもしなかったなぁ。


さーて、後半はどうなることやら。


後半5分までにアンリの凄いドリブル突破が2回。フランス代表ではポテンシャルを発揮しきれていないという評判のアンリだけど、やっぱりスんゲー。プレイもさることながら、強引な突破を試みるその心意気がいいね。


マルダーへのファウルはPK取られてもおかしくないと思うが、前半のミスジャッジPKとで打ち消しだな、こりゃ。


ビエラが負傷交代。こりゃフランスに厳しいかっ?


見応えのある攻防がいつまでも続く。世界中のサッカーファンの祭りも今日で終わりだと思うと、ふと寂しさが込み上げてきた。いや、今はただこの試合を、肉体の限界を越えてプレイする選手達を、見つめよう。


90分終了。1−1のまま試合は延長へ。


リベリーout、トレセゲin。イタリアは2000年欧州選手権決勝の悪夢の記憶が頭をかすめたかもしれない。


103分、ジダンの強烈ヘッドが炸裂。ブッフォンがなんとか片手で弾き出した。ぽっかり空いたジダン様スペースでのヘッドに、98年の決勝がフラッシュバックして、叫んでしまった。


109分、ジダンマテラッツィへの頭突きで退場。何故だ!? ジダンを激怒させるようなことをマテラッツィが言ったのか・・・?一体何を?




こんな形でジダンが代表から去るとは・・・。ぐすん。


一人少ないフランスだが、守り倒してPKに持ち込もうとはしない。フランスは少ない人数でも果敢に攻めるも、イタリアの厚い守備陣に跳ね返される。


延長終了のホイッスル。PK戦に突入。


今大会最高のGKブッフォンに分があるか。それともバルテズに神が降りてくるか。どっちに転んでもおかしくはない。俺の希望は、マテラッツィが外してフランス勝利!果たして・・・。


イタリア二人目はマテラッツィ。世界中から「外せ!」コールが送られたはずだが、決めちまった。逆にフランス二人目のトレセゲがバーに当てて外してしまう・・・。


そのまま皆が決めてイタリア優勝。彼らはそれに値する、とても良く団結したチームだった。ただ、フランス贔屓としては、落ち込むですよ。はぅ〜。・・・ジダン






試合後イタリアの選手達がおこなっていたカモラネージの断髪式には笑った。