Der Frühling ist da!





Soulboater.comの売買掲示板でNRGを売りました。


584Euro(約9万円)で去年5月に新品で買って計10日しか乗っていないボートを売るにあたり、売値は350Euroくらいで考えていたところ、職場の同僚に「まだ新しいんだから、450Euroは貰わないとダメだ!」と半ば強制的に価格設定されてしまい、そのせいか全く買い手が現れなかったのが2月頭の状況(ドイツ人は物を大事にするのか、カヤックに限らず中古相場が日本より高めな気がする)。


残された時間が少ないので大幅ディスカウントの300Euro(約4万6千円)にしたところ、ワラワラと問い合わせのメールが。その日のうちにメールを送ってくれたミュンヘンのカヤッカー、フィリップ君に売る事に即決しました。


宅配会社に取りに来て貰う手配を彼にやって貰い、数日前、有給を取って家で待機。早めにコトが済めば、これまで行きそびれていた某美術館にやっと行けるかも♪なんて考えながら。


しかし、いつまで待っても宅配屋が全く来ない。携帯にも連絡が入らない。まだか、まだかと待っているだけで一日終了。引越し準備と仕事のまとめで糞忙しいこの時期に、丸一日無駄にさせられるとは、さすがに怒り心頭、怒髪天を突かんばかりの形相に。


翌日、フィリップ君とメールのやり取りをしたところ、宅配屋は3回も我が家を訪ねたと主張しているとのこと。一体全体どういうわけかというと、1階玄関の呼び出しブザーが壊れていて(我が家は4階)、かつ、フィリップ君が宅配屋に伝えたのが僕の職場の電話番号というオチだった(携帯と職場と両方教えてあった)。


まぁそんなわけで、また一日有給取って宅配便を待ちましたですよ。結局、来たのは午後2時過ぎ。もちろん、ドイツの宅配便に時間指定なんて概念はありません。しかも、取りにきたマッチョな兄ちゃんが釣り銭を全く持っていなくて、「俺はココで待ってるから、どっかで両替して来てくれ」と言われて、パシらされる始末。


そんなこんなで愉快なことばかりだったドイツ生活もあと十日ほどで終わります。