動的平衡

入れたかった予定がポシャってしまったので、漕ぎにでもいくかなと思ったのですが、あまりに天候が不安定で予測がつかないため、珍しく週末をインドアで過ごすことにしました。


普段は手が届かないとこまで掃除して、もう着なくなった衣類を一掃、溜まったガラクタや本、漫画も捨てまくりました。新しいシーツ、枕、スリッパを買ってきて、ついでに秋冬スーツも新調(っていっても普段ジーンズで出勤してるんだけど)。独身寮なので、暮らしのアレコレに追われることは、それほどないのですが、たまには身の回りをサッパリさせるのは気持ちが良いもんですなぁ。


で、コーヒーを淹れて、本を読み始めたところ、こいつがベラボウに良かった。


生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)


サイエンスとしての面白さもあるけれど、それ以上に文章そのものが素晴らしい。NYのマンハッタン島の岩盤から街全体に放射される通奏低音の話なんて、ほとんど本の内容とは関係がない挿話なのに、描写が巧くて感心させられてしまいました。この著者の文章は、読み手の脳内にビジュアル的なイメージを喚起する力が凄いんだよなぁ。