グッバイレーニン
- 出版社/メーカー: グラッソ(GRASSOC)
- 発売日: 2004/10/16
- メディア: DVD
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ベルリンの壁崩壊直後の東側の家族のお話。コミカルで優しくて切ない。
しかし、なんで自分はドイツに行く前にこの映画を観なかったんだろう。アホだと思った。
ベルリンの空気感。ドイツ語の響き。懐かしかった。
あの街に住んでいた1年間、暖かいシーズンにカヤックに遠出した以外は、週末にすることが他に何も無かったから、地区によって全然違う表情を見せる不思議な首都を、東西南北隅から隅へと独りでフラフラと回っていた。特に何があるわけでもない地区まで、目的もなく。あの時の気持ちを思い出してしまった。
そうそう、ドイツのピクルスは凄くデカイんだけど絶妙なアッサリ加減で、ハマると中毒的な旨さがあるんだよなぁ。俺も大好きだった。
ゆきゆきて、神軍
10年振りにテレビを買い換えた。47インチのREGZA。でっけぇ〜♪ ついでに7.1chのスピーカーも同時に注文したのだけれど、人気品なのでしばらく入荷待ち。
んで、TSUTAYAの宅配レンタルで借りっぱだった映画を鑑賞した。傑作ドキュメンタリー『ゆきゆきて、神軍』。ずっと観なきゃと思い続けて、これまた20年以上の作品ですよ。
- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
- 発売日: 2000/11/24
- メディア: DVD
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昭和の記憶はかなり美化されつつある昨今だけれども、生活レベルで色々とグロテスクな景色が溢れていたってことを、ひさびさに思い出した。
まるで、つげ義春のシュールな世界のようでもあり、ドンパチのないリアル戦争映画でもある。食人の話が出てから、現実がグニョグニョと歪んでいく。演技じゃない情念のぶつかり合い。そして素人同士の本気グラップル。んで最後にはガチの犯罪。懲役12年。
奥崎謙三はリアル基地外そのものではあるものの、彼の論理の中で本当に実直な人なんだろうなぁ。上官達や観客である我々は、自己保身のマトモぶりっこは上手いかもしれんけど、果たしてそれは狂っていないと言えるんだろうかね。
まぁしかし古い映画のため、当然ながらHD画像ではなく、大画面で観る意味が全く無かったです・・・。
カイツナ
午前中にクリークボートでDR2本。午後はボトムホールで練習。
言わずと知れたOkere Fall。7mって簡単に言うけど、水量が生み出すパワーが凄いのよ。右岸側の滝下のボイルなんて、0〜2mの間で爆発してるんだぜ。ワケがわからんですよ。
凄いのはOkere Fallだけじゃないんだよ。ここのボイル地獄もホントちょっと待ってくれって感じだったよ。スピードに乗らないでド真ん中行くと捕まるホールとかもあったしさ。
ボトムホールでの自分のプレイはダメダメだった。ループ何度もトライしたんだけど、全然。ニュージランドの空気を吸うだけで、僕は高く飛べると思っていたのかなぁ。
でもそれでも、カイツナに来れてほんとに良かったよ。んで、生きて帰れてホントに良かったよ。
Fuka Fall
翌朝起きたら首が全く動かなくて、色んなレベルで大変なことになるんじゃないかと心配していたのだけれど、朝4時に一度目を覚ました段階では前日と同様に単純に首を動かすとビキビキッと痛いだけだった。ちょいつと安心して再び就寝。
次に起きたら午後3時過ぎだった。前日から断続的に計19時間くらい寝てしまったというわけだ。ちなみにこの日もKaituna Kayakにマンツーマン講習の申し込みを入れていたにも関わらず、キャンセルの連絡はしていない。大人としていかがなものかと思った。
外は雲ひとつない晴天。首は相変わらずだが、何もなくベッドでゴロゴロしただけで過ごすには耐えられないようなサニーデイ。で、謝りの連絡すら入れず、観光ドライブへ出かけた。
ロトルアから南へ80kmのタウポへ。お目当てはFuka Fall。スンゴイ水量で青い水が落ちていくド迫力フォールだった。観光でも滝ってところがどうしようもない。
カヤッカーとしては、どういうルートでアプローチして、どこを滝落ちすればいいかついつい考えてしまう。眉間に皺を寄せ、青ざめた顔をして、しばし凝視。
もちろんここを下っている人は結構いるようだ。凄いなぁ。
タウポ湖岸は、泣けるくらいに風光明媚なリゾート地だった。大事な人と一緒にこんなところでノンビリと過ごせたら素敵だろうなぁ。まぁ俺は小学5年生の時から宿命的ひとり旅の人間なのでそういうことはあるまい。
[:W450]
ロトルアへ戻り、夜は水着着用の混浴温泉へ。ナイスでした。
カイツナ×2
OKERE FALL STOREというカフェ兼雑貨屋みたいなところでKAITUNA KAYAKのガイドさんと9:30待ち合わせ。
メールをやりとりしてたNZのレジェンドカヤッカーKennyが来るのかと思ってたら、Jamieという21歳のカッコいい男の子がやって来た。僕はちょうどエスプレッソを注文してたので、カフェの女の子に、彼のガイドでカイツナ川を下るんだ〜って話したところ、「Oh my god, good luck...」と本気の心配顔で言われた。
Jamieの車を追っかけてKAITUNA KAYAKの本拠地へ。Kennyが出て来たんだが、どう見ても左腕を吊っている。「nice to meet you 怪我でもしたのかー?」と聞いてみると、「骨折だ」という。なんだかオラとってもワクワクしてきたぞ。
DRはクリーク艇の方が良かろうってコトで、BLISS STICKのMISTICというボートをチョイス。そのままジャストフィッティングで、お買い上げしたくなっちゃったよー。
で、Jamieとマンツーマンでダウンリバーへ向かう。カイツナ川スタート地点は、いきなり滑り台ドライジャンプエントリー。20m下ったら、もうそこはホワイトウォーターパラダイス。
小歩危から瀞場を全部抜いて7mの滝を付けた感じというか、余りに激しい瀬やスポットが短い区間に凝縮されてすぎていて、何だか感覚が変になった。
んで、一回目のOKERE FALL落ちで、ルートは正しかったし、沈しなかったけど、スピードとパワーが予想の遥か上過ぎて、首が軽いムチウチみたくなってしまった。
アッやべえ、せっかくNZまできて明日からもう俺漕げないかも、つーか軟骨飛び出ててカヤッカー生命終わっちゃったらどうしよーとかいろいろ考えつつも2本目ゴー!! 毒を食らわば皿までだぜー。
先行動作する度に首回りがビキッとなったけど、2本目は、よりエレガントに(チキンに)下れたかなー。滝落ちも問題なく。
んでもランチしてたら雨がドバドバ降ってきたので午後は休養することにしましたー。
よしなしこと3件
ニュージーランドではカヤックを積んでいる車が凄く多いことが分かった。特に日本と違って、初心者艇をよく見かけた。つまりパドラーの裾野の広さが段違いってことなんだよなぁ。税関にカヤックしに来たって言って、NZやカナダは一発で理解してくれたものね。
車道で死んでる小動物の密度が、尋常じゃない。僕は日本では、轢かれている動物を見たら片手を顔の前に持って来てナムーと唱えるコトにしているんだけど、そんなことをNZでしていたらallways片手運転になっちまうんじゃないかって程の死体密度だ。いろいろ考えさせられちゃうね。
ロトルア地方は温泉で有名。僕の泊まっているモーテルのあたりは硫黄の匂いが充満している。日本で嗅ぐと、ああ温泉!って気分だが、海外でこの匂いは、正直不思議な感じがするね。